全国語学教育学会の秋田大会に参加して『古さと新しさの融合』

  • 2017/6/15

全国語学教育学会の秋田大会に参加して  『古さと新しさの融合』
Gordon Rees

多くの大学教員は自分の専門分野の最近の傾向を知るために、定期的に学会が開催する大会に参加します。先日、私は全国語学教育学会のPanSIG2017という大会に参加する機会がありました。この学会の中には沢山のSIGという研究部会があります。(SIG=スペシヤル・インタレスト・グループ)SIGは同じ研究分野に興味がある会員で構成しています。毎年すべてのSIGは一カ所に集まり、大会を開きます。今年のSIG大会は5月19日〜22日に秋田市の秋田国際教養大学で行われました。

今回の大会のテーマは『言語教育の視野を拡げよう』でした。私はスピーチ、ドラマ、 アンド ディベート(SDD)というSIGに所属しています。SDD SIGは今大会で討論会を主催しました。パフォーマンス、リーダーズ・シアター、ドラマ・ゲーム、紙芝居、ディベートなどを授業に使っている教員が討論会に参加しました。全部で5人の先生が研究発表をしました。全ての発表は日本の紙芝居スタイルで行いました。私は『リーダーズ・シアターを授業に取り入れる』というプレゼンテーションをさせていただきました。リーダーズ・シアターは普通の演劇と異なり、台詞を朗読するものです。衣装や舞台装置、動きは最低限にして、朗読そのものを楽しみます。私は四日市大学の4年生のゼミでリーダーズ・シアターを導入した様子をB4用紙に印刷したパワーポイントスライドを使って、紙芝居式で説明しました。この伝統的ストーリーテーリング方法と現代プレゼン式の融合は面白く、聞いている側と発表している方の距離が縮まって、会場の雰囲気はアットホームな感じで盛り上がりました。

去年私の4年のゼミのテーマは『1860年〜1980年の米国史』でした。その時代のアフリカ系アメリカ人と白人の人種関係を集中して学んでもらいました。学生は奴隷制度、アメリカの南部に起こった人種差別と人種分離、公民権運動、ベトナム戦争などについて学習しました。一年の間何本かの映画も観ました。ゼミの主要なプロジェクトとして学生は最初の黒人メジャーリーガーであるジャキー・ロビンソンについてのパワーポイントプレゼンテーションを作成しました。最後の授業にジャキー・ロビンソンの人生についてのリーダーズ・シアターの英語脚本を読みながらプレゼンテーションを行いました。

秋田国際教養大学は東北に位置しながら、本当にインターナショナルな雰囲気がありました。170を超える提携大学があり、約200人の留学生が学んでいます。大会中もキャンパス内の留学生の姿が目立ちました。大会のボランティアは秋田国際教養大の日本人学生でした。ボランティアは1、2年生にも関わらず、みんなの英語力は非常に高く感じました。20日のお昼に大学の秋田竿燈祭り部が大会の参加者のために竿燈祭りの様子を見せてくれました。日本人の学生と留学生の部員が一緒に迫力のある伝統的なパフォーマンスを披露してくれました。その夜、懇親会があり、大会参加者はなまはげの太鼓パフォーマンスも見ることができました。国際化がかなり進んでいるキャンパスで、日本の古い伝統文化に触れる事ができました。この古い日本の伝統文化をこの国際大会に統合しているのは大会参加者にとって面白いものでありました。秋田国際教養大学の日本人学生と留学生はこの古さと新しさの融合をきっと毎日楽しんでいるのだと思います。

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