もうひとつのおすすめ本

  • 2018/6/1

5月17日(木)の夕方に第1回ビブリオバトルが開催され、わたしがおすすめしたトルストイ『人は何で生きるか』がチャンプになりました。聴きに来てくれた学生ほかの皆さん、ありがとうございました。

実はもうひとつ紹介しようかなと思った本があったのですが、トルストイの方を取りましたのでここで紹介します。「もうひとつのおすすめ本」です。

それは大江健三郎の『沖縄ノート』(岩波新書・1970年)です。名著中の名著です。

タイトルからもわかりますが、大江健三郎氏が沖縄について書いた長編エッセイです。戦後の日本と日本人にとって最大の問題である沖縄の問題について、日本人でありながら沖縄のことを語るということの苦悩を色濃くにじませながら、それでも「日本人とはなにか、このような日本人ではないところの日本人へと自分をかえることはできないか」と問い続けていきます。この問い自体への批判もありますが、それでも執拗に繰り返されるこのことばは主調低音(グルント・バス)となって読む者の胸に重く響いてきます。

決して読みやすい本ではないのですが、ぜひ挑戦してみてください。

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