高田ゼミ歌会2018開催!

  • 2018/6/7

高田ゼミでは例年、恒例行事として句会を催していたのですが(過去の記事やリレー随筆参照のこと)、今年は初の試みとして、歌会(うたかい)を開催することにしました。

今回のお題は、和歌や短歌と言えば定番の「恋」。恋の初々しさ、切なさ、悶え、生々しさ、奥深さ等を、学生はどう表現してくるでしょうか?

まずは各自、「恋」(広義の「恋」でよい)をテーマに、歌を詠み、無記名で用紙に記入してもらいます。さくっと作り終える学生、苦悶する学生、スマホで言葉や漢字を調べる学生、五・七・五・七・七に合わせるのに苦心する学生、と、様々。そして記入してもらった歌を、高田准教授が無記名のまま番号をふって黒板に書き写しました。皆さんにご覧に入れましょう。

 

①ある夜にふと思い出すあの人をふと目覚めてはムラムラします

②闇の中汝と我と交わりて沈むは冥きわたつみの夢

③おまつりで目と目が合ったしゅんかんちょうドキドキさみしいまなつ

④ジャッチメント貧弱な犬九割たまに乗るああ早く会いたい低確からのGOD

⑤沈みゆく光がつくるその影よしずく隠すは去り行く背中

⑥溶けてゆく氷に浮かぶ君の顔終わる季節に君を想う

 

高田准教授が一首一首黒板に書き写していく最中から、一つ一つの歌に学生たちはあーだこーだと大騒ぎ。特に、他の歌は「恋」の色模様がそれなりにうかがえる中、④のあまりの異色ぶりが注目を浴びていました。パチンコを知らないものには分からない、いや、パチンコをする者でも一部しか分からないことをどうも詠んでいるよう。・・・・・・

それから全員で、作者が誰か分からないまま、コメント合戦。②で使われている漢字の読みが分からず、調べて分かって作者に敬意! まさかの②と④を抱き合わせての新たな世界観提出の迷解釈! ③はドキドキからのまさかのオチ! ⑥の氷とは何か?かき氷説、飲み物の中の氷説、つらら説などが浮上! ⑥の解釈次第では、⑤と⑥が連作っぽくもなるし、まったく別物ともなる! ⑤や⑥は季節はいつかも解釈が分かれた! など、大盛り上がりの解釈合戦が繰り広げられました。お題は「恋」なのに、恋のウキウキ感や幸福感を詠んだものはほぼなく、どことなくどれも、恋の苦悩や切なさなど、敢えていうなら悲恋を詠んでいるというのは、歌の素人にも歌というもの、文学というものは悲しく暗い心を歌うものだということが分かっているようで、興味深いですね。

そして、各自、自分の作以外から1位と2位を決めて投票し、1位を3点、2位を1点として集計しました。結果、②が優勝。皆も納得の結果となったようです。

最後に、それぞれの歌の作者を明かして、作者本人に自作の解説をしてもらいました。①は作者が中学2年生だか3年生だかの頃の実体験だそうです。なるほど、中学生の少年っぽさがうかがえますね。若々しいというべきか、健全で微笑ましいと思うべきか、最後の七の醸す洒脱感。

わいわいがやがやと、予想以上に学生たちが全員発言するような盛会ぶりでした。あなたも歌会、やってみない?

 

 

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