英語表現Ⅱの授業でラジオドラマに挑戦!

  • 2021/12/5

総合政策学部のゴードン・リースです。英語の授業を担当しています。日本人の学生は間違いを恐れるので、よく人前で英語を喋ることは苦手と言われます。英語で喋る自信を身に付けるために私のすべての授業ではパフォーマンスを取り入れています。『英語表現I』と『英語表現II』にラジオドラマやスキット、リーダーズシアター(朗読劇)を使用しています。このようなパフォーマンスを通じて学生の英語の表現力を高めようとしています。発表の時の声の使い方や、コミュニケーションを取るための体の使い方(ジェスチャーなど)、顔の表情の作り方などの色々なコミュニケーションスキルを磨くための講座です。

ラジオドラマは、音声だけで制作および発表されるドラマのことです。1920年〜1940年代には世界中で人気の娯楽でしたが、1950年代以降テレビが普及してからその人気は減少傾向にあります。しかし、2010年からポッドキャストとウエッブキャストのインターネット配信によってラジオドラマの人気は少し復活しています。現在は「オーディオドラマ」と言われています。 声優が声だけで役柄を演じます。聴取者に対して、映像なしで、情景を含む作中世界のイメージをいかに想起させるかが問われるため、演者の能力とともに、演出が重要です。

先日、『英語表現II』で初めてラジオドラマに挑戦しました。学生にとって初めての体験なので、最初に演出してもらったラジオドラマは「ラジオ・スリラー」(A Radio Thriller)という短いドラマでした。登場人物は3人で、ストーリーは三角関係です。結婚している夫婦が夜遅く家にいる時に奥さんの不倫相手がいきなり玄関に現れる話です。不倫相手は夫の知り合いなので、奥さんは困りながら不倫相手を家の中に入れて主人と会わせます。本当にスリリングな話です。

まず演出の準備のために声の抑揚や音調の変化について学んでもらいました。ドラマの中で奥さんと不倫相手が、玄関で夫に聞えないように小声で話すシーンがあります。最後のシーンにも不倫相手が銃を出して、奥さんと夫がパニックになって大声で叫ぶシーンもありますので、音調の変化を上手く表現するのが大事です。

自分が演じている人の感情が分からないと正しい声の抑揚はできないと思いますので、学生に、登場人物の感情を考えて、台本の台詞の横にその人の感情を書いてもらいました。そうすることで演技とストーリー全体の理解が進みました。

自分の台詞を読む以外、学生は音響効果を作る必要もありました。音響効果を作る方法は二つあります。一つは自然な音を出すことです。例えば、玄関のドアをノックする音を出すために自分の手で机を叩く。もう一つの音の作り方はインターネットで検索して、録音されているオーディオファイルを再生することです。学生たちは適切な音響効果を探す時に色々な音を試して楽しんでいたようです。感情を入れた台詞の練習を何回も学生にしてもらいました。その後に音響効果と台詞のタイミングの調整を行いました。その作業後、録音室のようなスペースを教室に作り、ラジオドラマを演じてもらって、スマホで録音しました。最後に録音した作品をクラス全体で教室で聞きました。

この体験を通じて学生はある程度英語を喋る自信を身に付けたと思います。そして英語の声の使い方も少し向上したと思います。後期は、この講座の最後のパフォーマンスに、もっと長いヘミングウェイの『ザ・キラーズ』という本格的なラジオドラマの制作を計画しています。このようにパフォーマンスを取り入れたスリリングな授業を導入していきたいと思っています。

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